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地震の警戒宣言が出ていると、地震保険の契約が制限されると聞きました。その理由を教えてください。また、その場合には、地震保険の契約更新もできなくなるのですか。
地震の警戒宣言が出されてから地震保険の新規契約を認めると、警戒宣言が出されるまで地震保険に加入しないという人が増え、地震保険が「備え」としての機能を喪失してしまうほか、事前に地震保険に加入している契約者との間で不公平が生じてしまいます。
そのため、警戒宣言が出されてからは地震保険の新規契約と、既存契約の保険金額の増額を認めていません。
ただし、既存契約の契約更新については、「保険金額が同額以下であれば可能」となります。
現在地震保険に加入しているようでしたら、更新契約は可能ですのでご安心ください。
なお、「警戒宣言」とは、大規模地震対策特別措置法にもとづく警戒宣言のことで、内閣総理大臣が気象庁長官から地震予知情報の報告を受け、地震防災応急対策を実施する緊急の必要があると認めるときに発せられます。
また、警戒宣言が発せられるのは現時点で「東海地震に係る地震防災対策強化地域」で、静岡県全域と、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県の一部などの地域です。
地震の予知は大変難しいといわれていますので、万一に備えるためにも、あらかじめ地震保険へ加入しておきましょう。
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