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車両保険に免責金額5万円設定。先日、駐車場で壁にぶつけてしまい、車の修理代が6万円になりました。保険を使って直さないほうがいい?

2017年10月24日

【ご相談事例】

車両保険に免責金額5万円が設定されています。先日、駐車場で壁にぶつけてしまい、自分の車の修理代が6万円になりました。保険を使って直さないほうがいいと友人から言われたのですが、なぜなのでしょうか。

【ご回答】

免責金額とは契約者が自腹で負担する金額のことで、ご質問いただいたケースでは免責金額5万円が設定されていますので、車両保険を使う場合には5万円を負担しなければなりません。

その際の修理代金が6万円ですので、車両保険で負担してもらえるのは1万円ということになります。

すると、車両保険を使って車を直した場合には、等級が下がるため翌年からの自動車保険の保険料が上がってしまい、将来増える自動車保険の負担額が1万円を上回ると考えられます。

そのため車両保険を使わないで直したほうがいいということになります。

また、ご質問いただいたケースは車庫入れなどでぶつけてしまった自損事故と思われますが、相手がいる事故ですでに対物賠償保険や対人賠償保険を利用している場合には、その時点で等級が下がってしまうため、車両保険を使ったほうがいいと思われます。

ちなみに、盗難やいたずらなどで車に損害が生じて車両保険を利用した場合には「1等級ダウン事故」、電柱などにぶつかって生じた損害で車両保険を利用した場合には「3等級ダウン事故」になります。

車両保険を使ったほうがいいのか判断する場合には、その損害額と事故の状況に応じて決めるといいでしょう。

※本記事は、記事作成日時点での情報です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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