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【Qご相談事例】
旧車(超古車)を1000万円で購入した場合、車両保険は付けられますか?
【Aご回答】
※超古車とは一般には初年度登録年月から満10年を経過した自動車をいいます。
基本的には減価償却が完了しており、経済的価値である時価がほとんど存在しないことが
判明した場合には、車両保険は付保できません。
しかし判例上、時価について全てが否定されているわけではありません。
その自動車と同一の用途・車種・車名・仕様および初年度登録年月の自動車が
他にも複数信用力のある業者から販売されており、客観的に価格が定められているということであれば一般的には中古車市場を形成している
(経済的価値である時価が存在する)と考えられます。
ご質問の答えとしては、中古車情報誌・インターネットなどのデータに基づき、客観的価格が認められるのであれば認められた車両保険金額で付保できる可能性はあります。
ただし所有者の私的な価値観や経済性に裏付けされない価値
(特殊な色や一部のコレクターに珍重されるもの)があったとしてもそうした
骨董的、美術的価値は否定され
中古車市場における同種・同年式・同型の自動車の価値に
照らし合わせて判断するとされています(名古屋地裁H8・9月18日判決)
ので個別の判断となります。
お買いになるご予定の車の詳細情報をもって
各保険会社、保険代理店にご相談されることをお勧めします。
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